すみだ川アートラウンド・プラクティス
地域内のアートNPOのコレクティブ化計画
[テーマ1:プログラム2〜5] 一般社団法人あだち子ども支援ネットとの連携事業|「音楽とダンスのお楽しみ会」

2023年2月25日(土), 3月4日(土)

音楽×ダンスのプログラムデザイン

〜じっと座って聴くだけが「鑑賞」じゃない! 楽しく作品に出会える仕掛けと子どもたちのサードプレイスを目指す試み〜

「ムジタンツ」は、発起人である酒井と山崎が互いの専門性を持ち寄りながら、音楽と身体表現を融合させて開発しているプログラムです。「すみだ川アートラウンド」では、その企画立案から実施にいたるプロセスに公募で集まった様々なメンバーが参加しています。

2022年度は、足立区にて4回のプログラムを実施しました。このプログラムは、地域の子どもたちが集う「子ども会」のようなサードプレイス(自宅でも職場でもない、「第三の場所」のこと)としてのイベントを、様々な家庭環境におかれている子どもたちに体験してもらうことを目的に実施しました。また、インターンとしてアートマネジメントに関心のある社会人・学生が参加し、企画立案・プログラムデザインを経て、実施当日はファシリテーターや、運営スタッフを務めました。

実践の概要

日時:
2023年2月25日(土) 10:30~12:30, 14:00~16:00  「バッハと数字と形の回」
2023年3月4日(土) 10:30~12:30, 14:00~16:00 「ラヴェルと魔法と探検の回」
それぞれ午前の部(10:30~12:30) 午後の部(14:00~16:00)

会場:足立区立保木間小学校

「音楽とダンスのおたのしみ会」と題した計4回のワークショップは「バッハと数字と形の回」、そして「ラヴェルと魔法と探検の回」という2つのテーマを設けたムジタンツオリジナルの内容です。

午前の部は小学校1〜3年生、午後の部は4年生以上を対象としました。当日は、会場である保木間小学校の児童だけでなく、近隣や他の地域の小学校・中学校の児童や生徒、そして近隣施設の職員の方々にもご参加いただきました。

プログラム体験レポート

ここからは、実施当日の様子を一参加者としての目線からご紹介します。
リポーター:篠原美奈(東京藝術大学大学院博士後期課程、アトリエ・ムジタンツメンバー)

「バッハと数字と形の回」
––––バッハの音楽には様々な仕組みが隠されている!

プログラム当日、体育館へ入ると何やらピアノの音が聴こえてきました。遠くからその様子を見つめたり、ピアノの側まで近寄ってみたり。子どもたちは自由に開始時間を待ちながら「今日は音楽で遊ぶ日なんだな」と心の準備をしているようにも見えます。

1. 幕開きと準備運動

時間になると、幕開きの合図としてヴァイオリンとピアノによる演奏(♪バッハ「フランス組曲第5番アルマンド」)が始まりました。ピアノは学校で見たことがあるけれど、ヴァイオリンは初めてという子どもも多く、まずは生の音を間近に体感しました。

続いて、準備運動です。歩く・立ち止まるといった日常動作を音に反応しながらやってみるというアクティビティで、耳を澄ましてヴァイオリンの音を聴きます。立ち止まる時のポーズをみんなで考えたりして、少し緊張がほぐれてきたようです。

2. バッハに登場する3つのモチーフ(音)とその図形

今度は輪になって、聴こえてきた音を身体の動きで表現するコーナー。ヴァイオリンやピアノで短いモチーフが演奏され、それをどんなふうに身体の動きで表せるか考えてみます。最初はなかなか戸惑いもありますが、ともさん(ムジタンツメンバー)の動きを参考に、感覚的に手足を動かしてみます。せーのでやってみると、みんなバラバラの動きをしましたが、上から下に行ったり、回るような動作が入っていたり、なんとなく似ている要素もあるような気がしました。子どもたちの様子は、積極的に自分のアイデアを発表したい子と、まだ少し恥ずかしそうにしている子など様々です。手を挙げてくれた子のアイデアはもちろん、ムジタンツメンバーがささやかなアイデアを見逃さず、拾い上げていたのが印象的でした。音と身体の動きの繋がりを感覚的に感じた後、いよいよバッハの音楽の内容に本格的に入っていきます。

ところで、足元をみると、なにやら図形のようなものが描かれたカードが貼ってありました。図形は3種類あり、バッハの「インベンション」に登場するとあるモチーフを表現したもののようです。まずは、どの音がどの図形を表しているのかクイズ形式で考えます。

次は、そのカードを用いて、子どもたちが知っている遊びをアレンジしたゲームが始まりました。慣れ親しんだルールに子どもたちは大盛り上がり。ゲームを通して、音と図形の組み合わせを楽しみながら覚えることができました。

3. 3つのモチーフ(音)にダンスをつける

ここからはグループに分かれ、ダンスを考えるという時間になりました。準備運動で、聴こえた音を身体の動きで表現してみるというコーナーがあったので、そこまでハードルがないように感じました。

まずは階段を一段飛ばししながら登るようなモチーフ。しゃがんだ状態から段々と立ち上がり、最後はジャンプするダイナミックな動きのアイデアが出ました。続いて、なだらかに階段を降りてくるようなモチーフ。ワカメのようなジェスチャーをする子どもを多数発見しました。その少し力の抜けるような雰囲気に、回転するアイデアや段々としゃがむアイデアを組み合わせたダンスが仕上がりました。最後は同じ大きさの円をぐるぐると描くようなモチーフ。手を上にあげ回転するアイデアや床をゴロゴロと寝転がるダイナミックなアイデアが出ました。ここはどっちの動きをしても良いフレキシブルなダンスとすることに…!

さて、いよいよグループごとの発表。まさよさん(ムジタンツメンバー)が演奏するバッハの「インベンション」に合わせ、グループごとに踊ります。実際に踊ってみると、この音楽の冒頭のほとんどが3種類のモチーフで構成されていることに改めて気がつきました。どのモチーフがどの順番で登場するのか、色や図形を用いた視覚的なヒントがあるので、楽譜が読めなくても感覚的に音楽の構造が体感できます。

各グループの発表を見ていると、中には自分のグループの番になっても振り付けを踊らずにいる女の子がいました。みんなと同じ振り付けを踊ることに、そこまで積極的でないようにも見えます。こんな時、例えば授業なら怒られてしまうかもしれませんが、ムジタンツはグラデーション的な関わり方ができるところが特徴的です。その女の子の興味が惹かれるような瞬間をじっくりと待ちます。

その瞬間は意外にも早く、各グループの感想を言い合う場面で訪れました。「感想を言ってくれる人はいますか?」と聞かれた際に、すぐに手を挙げたのがこの女の子でした。「上に行ったり下に行ったり」あるいは「いっぱい回っていて」など動きの描写が上手なのが印象的で、この女の子の発言を皮切りにたくさんの子どもたちが感想を発言していました。

最後に、ムジタンツメンバーが考えたバージョンのダンスを鑑賞しました。自分たちが考えたダンスとはどう違うのか、子どもたちは食い入るように見つめていました。

4. トーンチャイム

時間が少し余ったので、最後にトーンチャイムという楽器を使ってゲームをしました。ハンドベルのように誰もが簡単に鳴らせる一方、柔らかく美しい響きが特徴のこの楽器を、一人ひとつ持ち、音のキャッチボールをします。チャイムをラケットに見立て、ボールは「音」そのものです。見えないけれど、飛ばしたい方向や強さなどを意識すると、その「音」の行き先を感じ取ることができるのがとても不思議です。最後に思いっきり体を動かし、名残惜しくも終わり時間となりました。

「ラヴェルと魔法と探検の回」
––––みんなで探検して「魔法の鍵」を集め、森の秘密を解き明かそう!

1. プロローグ

今回も幕開きの音楽(♪カサド「愛の言葉」)を合図に、ムジタンツの時間が始まります。1週間前に実施された「バッハと数字と形の回」から引き続き参加している子どもも数名いますが、今回が初めてという子もたくさんいるようです。チェロの深く、美しい音色を間近に体感するところからスタートしました。

続いて、前回と同様に音に反応して身体を動かす準備運動のコーナーに入りました。ただし今回は、ここ(体育館)の床がもしも薄く張った氷の上だったら…という設定が追加されました。聴こえてくる音楽も氷や水を連想させるようなキラキラとした、繊細な雰囲気をまとっているように感じます。

2. 冒険のはじまり

いよいよ探検がはじまりました。今回は体育館だけでなく、小学校の中を1階から3階まで回遊します。ムジタンツの森という場所に移動すると、次のような説明がありました。

「ここでは、妖精や、もののけや、人間が互いに助け合って暮らしています。この森のルールは一つ、音楽がなったら歩く、音楽が止まったら止まるです。」

準備運動でバッチリ練習したのでみんな余裕ですね。音楽はラヴェルの「ヴァイオリンソナタト長調」。みんなで部屋のあちこちを歩き回っていると、何やら怪しい人物たちが現れはじめました。最初はお姫さまのような格好をした人物、続いて緑色のモジャモジャとした謎のキャラクター(スカルボという名前の妖精らしい)、3人の羽の生えた妖精たち、魔女の順に登場し、現場は大混乱です。

突然、鐘の音色が聴こえました。すると、「長老からのお告げ」により、森の調和を取り戻すためにはみんなの協力が必要であることが言い渡されます。各部屋にいる登場人物たちを訪ね、お話を聞きながらミッションをクリアせよとのこと。ミッションクリアの鍵は「音楽」。ワクワクの冒険のはじまりです。

3. 王子の部屋

探検はグループごとに、地図を見ながら小学校内を回遊します。最初に到着したのは王子の部屋でした。話を聞くと、王子にはお姫さまを助けにいくという大切な役目があるそう。ところが、何者かによって悪い呪いをかけられてしまったために、「勇気」が出なくなってしまったようです。そしてなぜか王子の前の机にはハンドベルが並んでいます。どうしたら「勇気」を出してもらえるのか子どもたちはハンドベルをじっくり観察しながら考えます。すると一人の男の子がベルの持ち手の部分にひらがなが書かれていることを発見しました。同時に、部屋の案内人から、とある文章が提示されました。その文章の通りにベルを並び替え、みんなで分担して演奏すると、王子もチェロで一緒に演奏してくれました。王子の音色は、最初は元気がなさそうでしたが、正しい音の順番でリズムをつけて演奏すると、みるみる力強く、美しい音色に変わっていきました。

子どもたちはミッションクリアの証にシールを貰い、どんな音楽が聴こえていたのか部屋ごとにメモを取ります。プログラム終了後に「何が一番楽しかったか」という質問をすると「謎解き!」と答えてくれた子が何人もいました。上手に演奏することが「ミッション」なのではなく、「謎解き」を進めるといつの間にかメロディーが出来上がっている、という仕掛けが、子どもたちの心を掴むのかもしれません。

4. お姫さまの部屋

ノックして部屋に入るとなんだかしょんぼりしたお姫さまがいます。話を聞くと、お姫様には王子にお花を届けるという大事な役目があり、お花を集めるのを手伝って欲しいとのこと。準備運動などで用いていたお馴染みのルールで、部屋に散らばっているお花を探し、お姫さまが持っているカゴの中へ届けます。その後も、ミッションを見事クリアするとお姫さまが元気になり、ピアノでメロディーを弾いてくれました。王子のメロディーとは少し雰囲気の違った、可愛らしくも優雅なメロディーです。

5. スカルボの部屋

続いて、あの怪しげなスカルボの部屋。案内人によると、スカルボは深い深い森の中で、木の根っこや枝を上手にすり抜けて歩くことができるそう。この部屋のミッションは、閉じたり開いたりする木の根っこをうまく渡ること。うまく渡る鍵は、音楽と一緒に動くことのようです。早速スカルボから足の動かし方を教わります。最初は簡単なものから、だんだんとレベルアップしていき、無事クリアすることができました。ずっと聴こえている跳ねるようなリズムの、ちょっと不思議な雰囲気のメロディーが頭から離れません。

6. 魔女の部屋

最後は魔女の部屋です。魔女には、森にかけられた悪い呪いを解くという大切な役目がありましたが、悪い呪いをかけられてしまったため、魔法の杖の動かし方がわからなくなってしまったそうです。光る魔法の杖が子どもたち全員に渡され、一緒に動かし方を考えます。杖はヴァイオリンの音に合わせて動かすことがコツのようで、その音を表した図形が描いてある紙を発見しました。最初の魔法から3つ目の魔法までは、その図形をヒントに杖の動かし方を解き明かしましたが、最後の一つだけは紙が途中で破れてしまっていて、図形をヒントにすることができません。そこで、音楽により耳を澄ませます。なんだか凸凹したメロディーで、音の高さに合わせて杖を上下に振る動作をグループみんなで考案しました。

最後のミッションクリアです。これで全てのシールが集まりました。森の調和とリズムは取り戻せたのでしょうか…

7. ラヴェルの森 〜振り返りの時間〜

各グループミッションをクリアし、体育館に帰ってきました。振り返りの時間のようです。ピアノやヴァイオリン、チェロでこれまでに聴いたメロディーを演奏し、どれがどの部屋で聴いた音楽かクイズです。みんなよく覚えていて、次々に当てていきます。謎解きやゲームを通していつの間にかそれぞれのモチーフを覚えていたんですね。

そして、ラヴェルの「ヴァイオリンソナタト長調」より1楽章を通しで鑑賞します。お姫さまの部屋で聴いたモチーフではじまり、スカルボや魔女、王子の部屋で聴いたモチーフもたくさん登場します。よく耳を澄ますと、冒険の始まりに聴いた鐘のモチーフも入っています。今回のプログラムの至るところにこの楽曲の要素が散りばめられていたのだと、最後に答え合わせをしているような気分になります。1楽章だけで約8分の演奏ですが、子どもたちはじっくりと聴き入っています。特に、スカルボの部屋で聴いたモチーフは子どもたちも発見しやすかったようで、鑑賞中に隣の子と顔を見合わせて「今出てきたね」と言い合っている様子が印象的でした。

リポーター:篠原美奈
写真:中川周・篠原美奈

アートマネジメント人材育成事業について

今回のプログラムは、文化庁 大学における文化芸術推進事業(アートマネジメント人材育成事業)の一環として、アートを専門とするファシリテーターの育成にも取り組みました。アートマネージャーや演奏家、音大生、ワークショップやプログラムコーディネートに関心のある方、足立区でこども支援を担う施設職員や一般社団法人の方々を対象に、当日はアシスタント・ファシリテーターとして実践を経験していただきました。

受付などの運営面だけでなく、演奏や進行の補助、あるいは登場人物の一人として子どもたちとコミュニケーションを行うなど、多様な関わりしろをつくることで、それぞれの経験したいこと、学びたいことを吸収してもらえるような場となることを目指し、プログラム設計を行いました。

アシスタント・ファシリテーターたち(育成対象者)の声

プログラム終了後、アートマネジメント人材育成事業の対象者である方々と振り返りの時間を設けました。そこで集まった「声」の一部をご紹介いたします。

・多様な属性の方が関わるプロジェクトであり、それぞれが貢献していて、中核の事務局スタッフや講師、受講生との境界がゆるやかであるところが面白いと感じました。(大学院生)

・文化施設で行われている音楽ワークショップのインターンを経験しましたが、ムジタンツのプログラムはそれに比較すると教育的であると感じました。しかし、一方的に教えるような方法ではなく、共に体験することを通して楽曲の理解に導いているプログラムだと思いました。(大学院生)

・子どもたちがワークを通して、他者の違った一面を発見している姿、ワークが終わる頃には、自分たちも音楽を奏でてみたそうな雰囲気。何度か続けていくことで、子どもたちの中に「興味」の芽がむくむくと育っていき、音楽を通して世界を覗いてみたいと思えるところまでいけたらもっと素敵だなと感じました。今回のワークがきっかけになり、ラヴェルって何?楽器ってどうやって演奏するの?等、音楽を通して、自分が知らなかった遠くまで行けるということを冒険していってくれたら嬉しいなと思います。(アートマネージャー)

・プログラムの現場では臨機応変に対応する力が求められる場面があり、大変ながらもやり甲斐を感じられ楽しかったです。(ピアニスト)

・小さいところのこだわり(妖精の羽、しおり、シール、スカルボの衣装など)が積み重なって場の雰囲気を作り出せていたところが特に良かったと感じました。一方で、音楽鑑賞においての恣意的な意図が感じられた部分もあり、(標題音楽ではない)「絶対音楽」を授業やワークショップで用いるって大変なことなんだなと改めて感じ、自分自身の活動にもフィードバックしていきたいと思いました。(音大生)

・小道具など、プログラムの演出に関わる部分の作り込みにも創意工夫が感じられました。(アート系一般社団法人)

協力機関・連携団体・関係者の声

・新しいことに挑戦したがらない子どもが多い傾向にあると感じていますが、最初はおそるおそる参加していた子どももプログラムが始まったらとても楽しそうにしていたのが印象的でした。(実施会場関係者)

・ヴァイオリンやチェロの演奏まで聴けて、小学校での今後の実施について可能性を感じました。より多くの子どもたちが参加できると良いのではないかと思います。(実施会場関係者)

・今回参加した施設に入居している子どもたち以外にも、より多くの子どもたちにムジタンツのプログラムを体験してもらえると良いと思いました。(支援団体)

おわりに

 本プログラムでは、多様な家庭環境や背景を持った子どもたちに参加していただきました。こういった音楽やダンスのワークショップでは参加費を徴収することも決して珍しくありません。しかし、ムジタンツは、普段クラシック音楽やダンスに触れる機会の少ない子どもたちにこそ、楽しくそれらを体験してもらえるような機会をつくりたいと考えています。様々な機関と連携しながら、子どもたちが心地よく作品と出会える場を提供する一方で、子どもたちの独創的なアイデアや音楽やダンスに対する純粋な反応に、多くの気づきをもらっています。子どもたちのサードプレイスとなるような場を目指しつつも、参加している大人自身がポジティブな影響を受けていることも大きな特徴といえます。共に身体を動かしながら楽しく時間を共有していたら、いつの間にか作品の魅力に出会っている。それも一つの新しい「鑑賞」のあり方なのかもしれません…。

ムジタンツとは

音楽(Musik)とダンス(Tanz)を組み合わせた造語です。
音楽を専門にする酒井雅代と、身体表現を専門にする山崎朋がお互いの専門性を持ち寄り、音楽とダンスを融合させた新しい形のワークショップを開発。クラシック音楽の作品を、聴いて、遊んで、楽しみ、探求する講座として、2018年に東京藝術大学一般公開講座「藝大ムジタンツクラブ」としてスタートしました。身体を動かし、音楽を体感しながら、作品との「対話」を目指すとともに、音楽活動を通して、価値観や創造力を広げられるようアプローチしています。